自己免疫性肝疾患という病気があります。

これは、自己免疫が原因で起こる肝疾患です。

自己免疫とは、免疫が自己を攻撃してしまうことです。なぜこのような言い方をするかというと、免疫とは本来、非自己と攻撃して自己を守る働きをするものだからです。

免疫は正しく働いている場合、自己と非自己を区別することができます。

自己とはこの場合、自分の正常な細胞や組織のことです。

非自己とは自己以外、すなわち、細菌やウイルスなどの外敵となる微生物や異常となった細胞(癌細胞のもと)のことです。

このように、免疫は自己以外(非自己)を自己と区別して認識することで、非自己を攻撃して排除することで自己(自分のカラダ)を守っています。

免疫の働きに異常がでると、免疫は攻撃対象を間違えます。この結果、免疫が自己、すなわち、自分の正常な組織や細胞をターゲットとして攻撃してしまうのが自己免疫疾患です。

自己免疫疾患の中でも、自己免疫が肝臓を攻撃してしまう病気を総称して自己免疫性肝疾患といいます。

自己免疫性肝疾患には、自己免疫性肝炎、原発性胆汁性胆管炎、原発性硬化性胆管炎の3つがあります。

自己免疫が肝細胞を攻撃してしまうのが自己免疫性肝炎です。

自己免疫が胆管を攻撃してしまうのが原発性胆汁性胆管炎と原発性硬化性胆管炎です。

これらは明確に区別できることもありますが、中にはこの3つが混ざり合っており、はっきりと区別できないこともあります。

 

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