肝臓を構成する細胞を肝細胞といいます

肝細胞が破壊されてそこに炎症が起こることを肝炎といいます。

肝炎と肝障害はほぼ同じ意味と考えてよいのですが、この記事では肝炎=ウイルス性肝炎として解説します。

肝炎と肝障害の違いは、

肝炎と肝障害は違うの?

で解説していますので、参考にしてください。

肝炎の分類にはいろいろなものがあります。

1つの代表的な分類に、肝炎を急性肝炎と慢性肝炎に分ける方法があります。

この2つは肝炎をその持続時間の長さによって分けるものです。

では、この2つは具体的にどのように異なるのでしょうか。

ポイントは、肝炎が6ヶ月以上続くか6ヶ月未満でおさまるかです。

6ヶ月以上の期間にわたり、肝機能の異常とウイルス感染により肝細胞の炎症が続いているときに慢性肝炎といいます。

肝機能の異常やウイルス感染があったとしても、それが6ヶ月未満の場合には急性肝炎といいます。

肝機能の異常とは、具体的には血液検査の結果でASTとALTの値が基準値よりも高いことをいいます。

ASTとALTは、肝臓を構成する細胞である肝細胞が死ぬと上がる値で、血液検査をすることによって調べることができます。

おまけですが、肝炎の中には劇症肝炎というものもあります。劇症肝炎は急性肝炎の一種であると考えて差し支えありまえん。

急性肝炎は一過性に終わりますので一般的には経過が良い病気です。しかし、劇症肝炎は予後が悪いです。急性肝炎の方の約1~2%で劇症肝炎が起こります。急性肝炎から劇症肝炎に病気が進むと、死亡する可能性が高くなります。この場合、治療として肝移植が必要になることがあります。