病気を治すために薬を使っていると、その副作用として肝障害が起こることがあります。これを薬物性肝障害といいます。

薬物性肝障害の原因となる薬で最も多いのは、抗菌薬です。

最近では、健康食品や漢方薬、市販薬による肝障害も増えてきています。

現在、新しい薬、サプリメントなどが次々に作られており、それらにより起こる新しい肝障害も増えてきています。

以下に、多くの薬の中でも、特に肝障害を起こしやすいものを示します。

抗菌薬 15.1%
健康食品 11.1%
精神科や神経科の薬 10.7%
解熱薬や痛み止め 8.8%
心臓や血圧の薬 7.7%
漢方薬 7.5%
一般の市販薬 5.8%
胃や腸などの薬 5.1%
ホルモン製剤 3.9%
抗癌薬 3.0%

この表の出典は、下記の本です。

この本は少し古いですが、2002年から2006年までの1082例の薬物性肝障害の原因薬物を調べた結果です。

これは原因となる薬物を一種類に特定することができた例のみを調べた結果です。

このように、薬物性肝障害の原因となる薬は、抗菌薬、健康食品、精神科や神経科の薬、解熱薬や痛み止め、心臓や血圧の薬の順に多いです。

クリニックでは、ただの風邪でも抗菌薬を処方されるケースが多いです。しかし、風邪には抗菌薬は効きません。副作用がでるというデメリットがあるため、無駄に抗菌薬は飲まないようにしましょう。

健康食品についても、効果が保証されない、怪しいものがたくさんあります。実際に効果があるものは医薬品として採用されているでしょう。副作用で肝障害や腎障害を認める例はたくさんありますので、無駄に摂取しない方がよいでしょう。

精神科や神経科の薬は大事な薬が多いため、中止するのは難しいと考えられます。しかし、何となく飲み続けている睡眠導入剤など、中止にできる可能性があるものもあります。そのような薬は中止にすることを検討することをお勧めします。

夜眠れない人は昼間に寝ていたり、遅寝遅起きの習慣になっている人が多いです。このような人は、睡眠薬で無理やり眠るのではなく、生活習慣の乱れを正し、自然に眠ることを目指したほうがいいです。このためには、睡眠衛星を意識することが大事です。

睡眠衛星の基本

  1. 朝日を浴びる
  2. 昼間は光を浴びて活動する
  3. 夜は暗いところで過ごす
  4. 規則的な食事をとる

このように、使っている薬の中には中止にできるものがあり、その方がカラダのためになるものもあります。

無駄な薬は肝障害など、起こさなくてもよい副作用の原因となります。自分が使っている薬について一度見直してみるものよいでしょう。

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