管理人のプロフィール

はじめまして。金子吉弘です。

私は東京都内の病院の肝臓内科に勤務している、卒後9年目の医師です。

日々、肝臓の病気を専門に診療しています。

この記事では、なぜ私が当サイトを作成し、肝臓に関する情報提供をしようと考えたのかを自己紹介を含めて説明しています。

自己紹介

はじめに私のプロフィールを紹介します。

HN:金子吉弘

出身:愛知県名古屋市

年齢:37歳

誕生日:5月2日

星座:おうし座

干支:さる

仕事:肝臓内科医

趣味:車、ゴルフ、スキー、卓球

性格:穏やかです。落ち着いています。

好きな言葉:実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな

奥さん:助産師です。仕事と家事の両方ともをこなしてくれています。

夢:肝硬変や肝癌を治す薬の開発や研究に携わりたい。

車が好き

私は多趣味でいろいろなことに手をだしています。その中でも、とくに車の運転が大好きです。

今では珍しいマニュアルトランスミッション車に乗っています。

車種はBMWで、1994年登録のクーペになります。

なんと燃費は丁寧に走っても7km/L、少し回転数を上げて走っただけでも4km/Lに下がるほどのガソリン代のかかる車です。

しかし、今の車にはない味があり、長く乗りたいと思い大事に乗っています。

家族と機関車トーマスに乗りに大井川鉄道へ

この車はクーペです。クーペにはドアが2つしかありません。ですから、後部座席に乗り降りするのはとても大変です。ですが、この車で妻と3歳の子供と一緒に旅行にも行きます

私の子供は機関車トーマスがとても好きです。静岡県に機関車トーマスの実物に乗れるサービスがあります。人気が高く抽選に当たらないと乗れないのですが、先日、当選しました。

東京から静岡県までこの車で高速道路に乗り、温泉宿に泊まって機関車トーマスに妻と子供と乗り、帰ってきました。

土日や祝日も仕事が入ることが多いです。また、自分が担当している患者さんの容態が急に悪くなれば、いつでも携帯電話に電話がかかって病院に呼ばれます。

遠出をしにくい状況ではありますが、休日がまったくない訳ではありません。時間をみつけて家族サービスをしているという状況です。

私が普段よく診ている病気

次に、私の仕事についてご紹介します。

私は普段、次のような病気をよく診療しています。

  • 肝細胞癌
  • 胆管細胞癌
  • 肝嚢胞腺癌
  • B型肝炎
  • C型肝炎
  • 自己免疫性肝炎
  • 原発性胆汁性胆管炎
  • アルコール性肝炎、肝硬変
  • NASH(非アルコール性脂肪性肝炎)
  • 薬剤性肝障害
  • 門脈圧亢進症
  • 食道静脈瘤、胃静脈瘤
  • その他

このように肝臓に関する病気は一通りの診療経験があります。

私が多く行っている手技・治療

私が日々よく行っている手技や治療についても記載しておきます。

上の画像は肝生検の時の皮膚の麻酔をしているシーンです。

  • 背景肝生検
  • 肝腫瘍生検
  • ICG試験
  • 腹水穿刺
  • 肝細胞癌に対するラジオ波焼灼療法、ネクサバール治療、TACE
  • B型慢性肝炎の診断と治療
  • C型慢性肝炎の診断と治療
  • 自己免疫性肝炎の診断と治療
  • 原発性胆汁性胆管炎の診断と治療
  • 食道静脈瘤の診断と治療
  • 門脈血栓症の診断と治療
  • 特発性門脈圧亢進症の診療

このように私は肝臓に特化した診療を日々行っています。

肝臓癌は予後が悪い

予後が悪い癌の代表としてすぐに思い浮かぶものに膵臓癌があります。見つかった時には手遅れである場合が多いからです。

肝臓癌の予後はどうでしょうか。

実は、肝臓癌はある観点でみるととても予後が悪いのです。このことを理解するためにはサバイバー生存率という言葉がポイントになります。

サバイバー生存率とは

2017年9月20日に日本の癌の罹患数、罹患率に関するプレスリリースがありました。

最新がん統計:[国立がん研究センター がん登録・統計]

この中でサバイバー生存率というものが紹介されています。

サバイバー生存率とは、がんと診断されてから一定の年数生存している人(サバイバー)が、その後どれくらい生きているかという指標です。

たとえば、癌と診断されてから1年後も生きている人1年サバイバーといいます。同じように、癌と診断されてから2年後も生きている人2年サバイバーといいます。

ですから、1年サバイバーの5年生存率とは、癌と診断されてから1年後も生きている人が、さらに5年後(診断からは6年後)に生きている割合です。同じように、2年サバイバーの3年生存率とは、癌と診断されてから2年後に生きている人がさらに3年後(診断からは5年後)に何%生き残っているかです。

膵癌のサバイバー生存率

膵癌では診断時の5年生存率は10%を下回っています。膵癌は見つかったときにはすでに手遅れであるといわれる所以でしょう。

このように膵癌にはとても悪いイメージがあります。しかし、2年サバイバーの5年生存率40%程度であり、同じ時点での肝臓がんの5年生存率を上回っています

肝臓癌のサバイバー生存率は年数が増えても改善しない

肝臓癌以外の癌はサバイバー年数が増えるにつれてその後の生存率が高くなります。しかし、肝臓癌はサバイバー年数が増えてもその後の生存率の向上に乏しいのです。

それぞれの癌のサバイバー5年生存率(男性)

出典:最新がん統計:[国立がん研究センター がん登録・統計]

それぞれの癌のサバイバー5年生存率(女性)

出典:最新がん統計:[国立がん研究センター がん登録・統計]

このように、肝臓癌はサバイバー生存率という観点で見た場合、あらゆる癌の中で最もたちが悪いのです。

肝臓癌にならないために

肝臓の炎症が続くと肝の線維化が進む

肝臓癌は、慢性肝炎から肝繊維症、肝硬変を経て発生することが多いです。この過程を防止できれば肝臓癌を予防することができます。

肝臓の炎症の原因が明らかであり、取り除くことができる場合にはそれを除去することで肝臓の線維化を予防できます。炎症の原因を除去できない場合でも、治療法がある場合には適切な治療を行うことで肝臓の線維化を防止できます。そうすることで肝炎から肝繊維症、肝硬変を経て肝臓癌になるのを防ぐことができます。

このように、予防できる肝臓癌は多くあります。しかし、実際には肝炎に対して適切な対応がなされておらず、肝臓がんになってしまう人が多くいます。

なぜ適切な対応がとれずに肝の線維化が進んでしまうのか

肝臓はとてもタフな臓器です。よほど痛めつけられない限りカラダは何も感じません。ですから、肝臓に炎症が起こっていても、症状がないので放置してしまう人が多いのです。

その結果、肝硬変になります。そうなるともうもとには戻せません。そして痛んだ肝臓から癌が発生します。

これが強い症状を引き起こす病気であれば、違う結果になるのでしょう。たとえば、胃潰瘍であればお腹が痛いので病院に行きます。胃薬を処方され、飲むことで潰瘍が治ります。肺炎の場合も、高熱がでて咳、痰などがでてつらいので病院に行き、抗菌薬を処方されます。

肝臓の場合、ある程度の炎症があっても症状がでないので、対応されずに放置されてしまいます。その結果、肝硬変の状態にまで病気が進んでしまいます。

肝硬変の症状はつらい

私は日々、肝硬変の患者さんをたくさん診ています。どの病気にもつらい症状があるのでしょうが、肝硬変の方を診ていてもやはりしんどそうです。

肝硬変の症状にはいろいろありますが、ここでは腹水について説明します。

腹水がたまるため、定期的に針で抜かなければならない

肝硬変ではお腹に腹水がたまり、お腹がぱんぱんになります

・腹水がたまったお腹

軽い腹水の貯まりであれば、利尿剤という尿をだす薬を使うことで、コントロールができます。しかし、肝硬変の程度が進むと利尿剤を使っても腹水がたまるのを抑えられなくなります。

貯まった腹水を抜くためには腹水穿刺が必要になります。一度の腹水穿刺で多いときで10Lもの腹水が抜けることもあります。

しかし、腹水は一度抜いても日がたつとすぐにたまってしまいます。

このため、肝硬変の患者さんの中には数週間に1回程度の頻度で来院し、腹水を繰り返し抜かなければならない方もいます

腹水がたまるのを防ぐには塩分をとるのを控えなければならない

塩分は浸透圧により水を引き寄せます。ですから、肝硬変の患者さんは、食事の塩分をできる限り減らさなければなりません

美味しいものにはしょっぱいものが多いです。腹水穿刺をしているとしばしば、患者さんからラーメンをお腹いっぱい食べたいとか、お蕎麦を満足するまで食べたいとかの訴えが効かれます。

食べてはいけないわけではないのですが、カラダに塩分が入るとその分、腹水は悪くなります。治療に真剣に取り組む患者さんは、ほんとにシビアな食事制限をしています。

それほどまでに厳密な食事制限をすることができる努力家であれば、肝硬変になる前にそれを予防するための取り組みをもっと頑張ることができ、肝硬変にならずに済んだであろうにといつも考えてしまいます。

肝臓は沈黙の臓器

肝臓は沈黙の臓器と呼ばれます。少し痛めつけられても全く悲鳴をあげませんが、ずっと我慢した末、修復が不可能になってから症状が出始めます。

私は、症状が出始める前から病気の治療に取り組み、きちんと継続するために必要なのは、正しい知識だと考えています。

当サイトは肝臓の病気に関する専門サイト

肝疾患で肝臓が損傷しても、その程度がひどくならないと症状がでません。そのために肝臓の病気は放置されがちであり、知らないうちに病気が進行してしまいます。

気づいたときには肝硬変になっており、治すことが不可能になっています。

私はこのような患者さんの不幸な状況を日々目にしています。この状況に対して何もせずに見ていることができないと考えました。

多くの人に肝臓についてよく理解してもらい、肝臓をいたわる生活習慣を実践してほしいと考えました。

そのために肝臓に関する専門サイトである当サイトを作成し、情報発信をすることにしました。

日々の診療の合間に記事を書いており、更新がゆっくりとなるかもしれませんが、間違いのない、読者の役に立つ情報を発信していきたいと思っています。

よろしくお願いします。

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