肝硬変

肝硬変の症状:黄疸、腹水やその他の症状を画像で徹底解説!

はじめに

肝硬変は、いろいろな肝臓の病気のなれの果てです。

肝硬変をカラダの所見だけから診断することはできません。

しかし、

肝硬変があることを強く疑わせるカラダの変化があります。

具体的には、

クモ状血管腫、女性化乳房、黄疸、下腿浮腫、腹水貯留、腹壁静脈の怒張

などです。

自身や家族が肝臓の病気である人は、これらの肝硬変の症状を知っておくことで、病気の進行に早く気が付くことができます。

また、

肝臓の病気にかかっているのに自分でそのことに気が付いていない人も、肝硬変の症状を知っておくことで早く肝硬変に気が付くことができます。

そのため、この記事では、これらの肝硬変の症状について解説します。

クモ状血管腫

クモ状血管腫とは、顔や胸などによくみられる、クモが足を広げたような見え方をする血管拡張のことです。

クモ状血管腫の中心にある血管は拍動しています。そのため、中心を鉛筆などでおさえると、血管腫が消えたようにみえます。

出典:spider-angioma-photo-4.jpg (359×299)

女性化乳房

女性化乳房とは、男性の胸が女性の胸のように膨らんできたもののことです。

女性ホルモンの影響で起こります。

男性にも女性ホルモンがあります。肝臓はこの女性ホルモンを分解し、処理しています。

肝硬変が原因で肝機能が低下すると、女性ホルモンを分解できなくなります。そのため、女性ホルモンが増えます。この結果、女性化乳房が起こります。

出典:column_no126_pic2.jpg (684×315)

黄疸

黄疸とは、皮膚や白眼が黄色く染まった状態のことをいいます。カラダにビリルビンという色素がたくさん貯まると起こります。

日本人はも黄色人種と言われるくらいであり、もともと肌の色が黄色いので、皮膚の色で黄疸があるかを判断することは実は難しいです。ですから、日本人の黄疸を診るときは、白眼の色で判断します。

肝機能が低下するとビリルビンを代謝できなくなり、黄疸がでます。

出典:成人の黄疸 – 04. 肝臓と胆嚢の病気 – MSDマニュアル家庭版

下腿浮腫

肝硬変になると肝機能が低下します。その結果、アルブミンというたんぱく質が作られにくくなります。

血液中のアルブミンの濃度が低くなった状態を低アルブミン血症といいます。

低アルブミン血症では、血管の中の浸透圧が低下し、水分が血管の外に漏れ出てしまいます。この結果、両足に水が溜まってしまい、ぱんぱんになってきます。これを下腿浮腫といいます。

出典:肝硬変の腹水と浮腫 岡山済生会総合病院肝臓病教室

腹水貯留

腹水は、下腿浮腫が起こるのと同じ理由でおこります。

肝機能の低下が原因で低アルブミン血症になると血管の中の水分が血管の外に移動してしまいます。その結果、お腹にたくさんの水が溜まってしまい、お腹が膨れてきます。これを腹水といいます。

出典:川島なお美さんも受けたがん末期の腹水治療 – みんかぶ保険

腹壁静脈の怒張

肝硬変では肝臓がとても硬くなっています。このため、肝臓に血液を運ぶ血管の一つである、門脈の血流が悪くなります。

血流が悪くなった門脈は、中の圧力がとても高くなります。これを門脈圧亢進といいます。

この結果、お腹の血管の圧力が高まり、おへその周りの静脈が拡張して、青いミミズがのたうっているようにみえます。これを腹壁静脈の怒張といいます。

出典:門脈圧亢進を伴う肝硬変患者の症候:113医E14 – 医療関係資格試験マニア

腹壁静脈の怒張は、別の呼び名で、メデューサの頭ともいいます。

メデューサとは、毒蛇の髪をもつ空想上の怪物のことです。

出典:Medusa | Free Listening on SoundCloud

まとめ

肝臓の病気は自分で気が付きにくく、病院を受診して治療を受けるのが遅れがちです。この記事では肝硬変に早く気が付くことができるために、肝硬変の症状について解説しました。具体的には、クモ状血管腫、女性化乳房、黄疸、下腿浮腫、腹水貯留、腹壁静脈の怒張の6つの症状について、画像を示して説明しました。

これらの症状があれば肝硬変の可能性があります。思い当たる点があるなど、心配な方はぜひ、下記ページからお問い合わせください。

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